Webサイト

良いWebサイトとは?成果を生む5つの共通点と今日からできる改善アクション

マワルくん マワルくん
こんな人におすすめ
・サイトを作る・作り直すか迷っている
・デザインの良し悪しでしか判断できない
・リニューアルしたのに成果が出ていない

「良いWebサイトを作りたい」。制作会社への相談で最も多い要望ですが、実は「良い」の中身を聞くと、多くの方がデザインの格好よさをイメージしています。

先に結論をお伝えすると、良いWebサイトの定義はひとつではありません。誰のための、何のためのサイトかによって「良い」の基準は変わります。ただし、成果を出しているサイトには共通点があります。

本記事では、成果を出す良いWebサイトの5つの共通点と、逆に成果が出ない「惜しいサイト」のパターン、今日からできる改善アクションを解説します。読み終える頃には、自社にとっての「良いサイト」を自分の言葉で定義できるようになります。

この記事を監修した人

石井 裕佳

デザイナー

石井 裕佳イシイ ユカ

Webデザインから構築までワンストップで対応しております。 デザインのクオリティに一切の妥協はなく、他社より圧倒的によいデザインを仕上げるお約束ができます。 また、実装を一人で完結させるため、スピーディーかつ柔軟な対応が可能です。「デザインのみ」「コーディングのみ」のスポット依頼も歓迎です。

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この記事のゴール(読了目安 約7分)

「デザインが格好いい=良いサイト」という思い込みを手放し、自社の目的に照らして良いWebサイトを定義・判断できるようになる。

結論:「良いWebサイト」の定義はひとつではない

まず前提から整理します。良いWebサイトかどうかは、サイト単体では判断できません。「誰にとって」「何のために」という条件が決まって、初めて評価できます。

誰にとって「良い」のかを考えるのが出発点

Webサイトには、立場の異なる2種類の「良さ」があります。

ユーザー(訪問者)にとっての良さは、知りたい情報にすぐ辿り着けること、ストレスなく読めること、疑問や不安が解消されることです。

発注者(企業・店舗)にとっての良さは、問い合わせや購入、採用エントリーなど、事業の成果につながることです。

この2つは対立するものではありません。ユーザーの課題を解決した先に、企業の成果がある。両者が交差する設計になっているかが、良いサイトの土台です。どちらか一方だけを見て作られたサイトは、「自己満足のサイト」か「売り込みだけのサイト」になります。

成果(KPI・ゴール)につながって初めて「良いサイト」になる

デザインの美しさや情報の多さは、それ自体が目的ではなく手段です。最終的には、サイトに設定したゴール(KGI・KPI)に貢献しているかで判断します。

たとえば「月5件の問い合わせ」がゴールなら、どれだけ見た目が洗練されていても、問い合わせが生まれないサイトは目的を果たしていません。逆に、シンプルで飾り気がなくても、ゴールを達成しているならそれは良いサイトです。

実際にwaltsuも、創業期に自社サイトを作り替えた経験があります。当時の月間訪問は10セッション程度。それでも作り替えたのは、求人広告の出稿が決まり、「応募検討者がサイトを見て判断する」という明確な目的が生まれたからです。訪問数の多さではなく、目的に対してサイトが機能するか。判断基準はそこにしかありません。

成果を出す「良いWebサイト」に共通する5つの特徴

定義は目的によって変わる一方で、成果を出しているサイトには共通する特徴があります。ここでは5つに整理します。

成果を出す「良いWebサイト」に共通する5つの特徴

特徴1 目的とターゲットが明確である

誰に、何を伝え、どう行動してほしいのか。この3点が絞り込まれているサイトは、ページ構成も文章もぶれません。

逆に目的が曖昧なまま作られたサイトは、トップページに情報を詰め込みすぎたり、誰に向けた言葉なのか分からない抽象的なキャッチコピーになったりします。制作の上流で目的とターゲットを固めることが、後述するすべての特徴の前提になります。

特徴2 ユーザー目線の導線と操作性(UI/UX)が高い

知りたい情報に迷わず辿り着けるか。ボタンやメニューが直感的に操作できるか。スマートフォンで快適に閲覧できるか。

多くの業界で、サイト訪問の過半数はスマホ経由です。パソコンでの見た目だけ整えて、スマホでは文字が小さい・ボタンが押しにくいという状態は、それだけで機会損失になります。UI(画面や操作性)とUX(体験全体)の観点は、デザインの華やかさより優先すべき項目です。

特徴3 自社の強み・魅力を正しく言語化・デザイン化できている

見た目の華やかさと、「らしさ」が伝わることは別物です。

自社は何を大切にしている会社なのか。競合ではなく自社に頼む理由は何か。それが言葉とビジュアルの両方で表現されているサイトは、訪問者の記憶に残ります。テンプレートのままの当たり障りのないサイトは、きれいでも信頼の獲得にはつながりにくいのが実情です。

特徴4 検索エンジンやSNSから適切に集客できている

どれだけ中身が良くても、辿り着く人がいなければ成果は生まれません。基本的なSEO(検索エンジン最適化)への対応と、ページの表示速度は、良いサイトの必須条件です。生成AIの回答経由で見つけてもらう入口も増えており、AIに読まれるサイトの条件は別途まとめています。

特に表示速度は見落とされがちです。GoogleはCore Web Vitalsとして、読み込み・応答性・視覚的安定性の目安を公開しています。読み込みが数秒遅いだけで、ユーザーは離脱します。凝った演出や重い画像を多用したサイトほど、この落とし穴にはまりやすくなります。

特徴5 運用・更新がしやすい設計になっている

Webサイトは公開した瞬間がゴールではなく、スタートです

自社で更新できる仕組み(CMS)になっているか。アクセス解析でユーザーの動きを確認できるか。改善のサイクル(PDCA)を回せる構造になっているか。「作って終わり」を前提にしたサイトは、公開から時間が経つほど成果が落ちていきます。

よくある誤解:「成果が出ない」惜しいサイトのパターン

一見きれいに作られているのに成果が出ないサイトには、共通のパターンがあります。以下の表は、waltsuがご相談を受ける中でもよく見かける3つのパターンをまとめたものです。

パターン 何が起きるか 見直しポイント
デザインにこだわりすぎて情報が探せない 演出は印象的だが、知りたい情報に辿り着けず離脱される 導線とナビゲーションを優先し、演出は絞る
伝えたいことが多すぎてターゲットに刺さらない 全方位に向けた情報過多で、誰の心にも残らない 目的とターゲットを絞り、情報を削る
スマホで崩れる・読み込みが遅い 閲覧の主役であるスマホユーザーが真っ先に離脱する スマホ実機での表示・速度を基準に確認する

共通しているのは、いずれも「作り手の都合」が「ユーザーの都合」より優先されている点です。惜しいサイトは、手を抜いて作られたわけではありません。力の入れどころがずれているだけです。

良いWebサイトを作るために今日からできる3つのアクション

最後に、制作前・運用中を問わず今日から実行できるアクションを3つ紹介します。

アクション1 Webサイトの「目的(ゴール)」を1つに絞る

「認知も広げたい、問い合わせも増やしたい、採用にも使いたい」。目的を詰め込むほど、サイトの軸はぶれます。

まずは一番達成したいゴールを1つに絞ってください。すべてを1つのサイトで叶えようとせず、目的が複数あるなら、ページや導線を分けて設計するのが定石です。目的が1つに絞れると、載せる情報・削る情報の判断も自然と決まります。

アクション2 計測環境を整え、データに基づく改善サイクルを回す

Googleアナリティクス(GA4)などの計測環境を整え、正しいデータを集めることから始めましょう。

どのページがよく見られているのか。ユーザーはどこで離脱しているのか。ここで貯まる自社サイトの記録はファーストパーティデータそのもので、広告や接客の精度にも効いてきます。データがあれば、勘や好みではなく根拠を持って「次の打ち手」を決められます。計測は無料で始められる、最も費用対効果の高い施策です。

アクション3 ポップアップなどの後押し施策は「タイミング」を見極めて使う

離脱間際の案内やキャンペーン告知など、適切なタイミングでのポップアップは、ユーザーの行動を後押しし、サイト全体のCVR(コンバージョン率=成約率)を高める手段になります。

ただし、使い方を誤ると逆効果です。ページを開いた瞬間に全画面を覆う、何度も繰り返し表示する、閉じるボタンが見つけにくいといった実装は、ユーザー体験を損ない、Googleの評価にもマイナスに働きます。こうした作りはダークパターンとして規制の対象にもなり始めています。「ユーザーの検討が深まったタイミングで、1回だけ、閉じやすく」を原則に、表示後のCVRを計測しながら調整してください。

まとめ

この記事の要点

・良いWebサイトの定義はひとつではなく、「誰に・何のために」で決まる
・ユーザーの利便性と自社の事業ゴールが交差する設計が土台
・成果を出すサイトの共通点は「目的・UI/UX・らしさ・集客・運用」の5つ
・作って終わりにせず、計測と改善でサイトを育てる

良いWebサイトとは、「自社の事業ゴール」と「ユーザーの利便性」が交差する場所に立っているサイトです。デザインの格好よさは、その交差点を演出する手段のひとつにすぎません。

そして、一度作って終わりではなく、計測と改善を繰り返して育てていくものです。もしいま、自社サイトが「誰のため・何のためのサイトか」に即答できない状態なら、リニューアルで失敗しないための注意点を確認しつつ、まず目的の整理から始めてみてください。waltsuでも、サイトの目的設計からのご相談を承っています。

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この記事を書いた人

藤井 俊輔

代表取締役

藤井 俊輔/ フジイ シュンスケ

ベンチャー企業の外部CMOや水族館のマーケティング担当などに従事。オンライン/オフライン問わず集客を中心としたマーケティング施策に強み。

システム・アプリ開発Web広告運用Web集客全般
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