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microCMSとは?できること・料金・無料プランの上限を解説

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マワルくんマワルくん
こんな人におすすめ
・制作会社からmicroCMSを提案され、中身を知りたい
・無料でどこまで使えるかを確かめたい
・AIとつなぐときの注意を先に知りたい

サイトの作り直しで、制作会社の提案にmicroCMSの名前が出てくることがあります。ただ、管理画面があるのか、無料で足りるのかは名前だけでは分かりません。

microCMSはAPIベースの日本製ヘッドレスCMSです。判断の分かれ目は月額より、どの上限で止まるかと、何を戻せるかです。本記事では2026年11月時点の公式情報をもとに、できること、料金と上限、AIとのつなぎ方、向き不向きを整理します。

この記事を監修した人

玉城 彪眞

マーケティングディレクター

玉城 彪眞タマキ ヒュウマ

Webマーケティングおよびコンサルティング会社の立ち上げに携わり、SEO施策のスペシャリストとして多数のクライアントを支援。メディアの立ち上げから運用、CVR改善までを一貫して手がける。2022年にウェブ解析士を取得し、データに基づくSEO戦略で成果の最大化を実現。

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この記事のゴール(読了目安 約7分)

microCMSが何かを説明でき、無料で足りるか、自社に合うかを判断できるようになる。

microCMSとは

microCMSは管理画面とデータの保存を受け持ち、サイトの表示は別に作るサービスです。

APIで中身を渡す日本製のCMS

公式の定義は「APIベースの日本製ヘッドレスCMS」です。入稿した内容をAPIで取得し、自社で作った画面に表示します。ヘッドレスCMSの仕組みは別記事で解説しています。

管理画面はあり、表示は作る

「ヘッドレスは管理画面が無い」という説明も見かけますが、公式はノーコードの入稿画面を持つとしています。持たないのはサイトの見た目です。公開前のプレビューも表示側に実装が要ります。

提供元と利用状況

提供元は2017年設立の株式会社microCMSで、2024年6月に株式会社エイチームのグループに入りました。自社が公表している利用企業数は17,000社以上です。

左にmicroCMSが持つ管理画面・データの保存・APIの配信、右に自社か委託先が持つ表示の開発・プレビュー・表示側の更新を並べた左右比較の図
管理画面とデータの保存はmicroCMSが持ち、表示とプレビューは自社か委託先が作る。

microCMSでできること

入稿から配信までを管理画面とAPIで扱います。

3種類のAPI

提供はREST APIのみで、GraphQLはありません。

入稿と公開の機能

  • 全プラン: 予約投稿、レビュー、更新履歴の閲覧と比較
  • Teamから: CSVエクスポート

料金プランと主な上限

プランは4つで、最低月額と上限が違います(2026年11月時点の公式料金・税抜き)。

項目HobbyTeamBusinessEnterprise
月額(税抜)0円4,900円〜75,000円〜見積もり
メンバー3人3人(+1,200円/人)20人(+1,200円/人)50人〜
API5個10個(+2,000円/個)30個(+2,000円/個)50個
転送量/月20GB(超過で停止)200GB(+20円/GB)1TB(+18円/GB)1TB〜
コンテンツ10,000件20,000件50,000件100,000件

APIリクエスト数は全プラン無制限で、請求書払いはEnterpriseのみです。料金は2025年6月に改定されたので、導入時に最新のページを確かめてください。

無料プランで当たる上限

Hobbyでは記事の件数より先にAPIの数が足りなくなることがあります。転送量の上限は別に見ておきます。

件数より先に尽きるAPIの数

ここでいうAPIは記事やお知らせといった入れ物の種類です。Hobbyのコンテンツは10,000件までで、入れ物は5個までです。

2026年10月に、記事12本を載せる自社の試作をHobbyで組んだときは、記事・カテゴリー・サブカテゴリー・執筆者・監修者でAPI 5個を使い切り、6つ目のお知らせを作れませんでした。カテゴリーを親子2つに分けた設計なので、個数は作り方で変わります。

転送量を超えると止まる

月20GBを超えるとAPIが使えなくなり、翌月1日に戻ります。有料プランでは、超過分が課金されます。

法人でも商用でも使える

公式ヘルプは法人のサイトでの利用も商用の利用も認めています。転送量で止まる点は同じです。

APIキーは1個だけ

HobbyのAPIキーは1個で、Teamは3個です。この数はAIとつなぐときに関わります。

左に試作で作れた記事・カテゴリー・サブカテゴリー・執筆者・監修者の5つのAPI、右にHobbyの上限で作れなかったお知らせを並べた左右比較の図
記事12本を載せる試作で、入れ物の種類がHobbyのAPI 5個に達し、お知らせを作れなかった。

Businessで増えるもの

Teamの次は月75,000円(税抜)からで、差は容量より管理の機能にあります。

  • 権限管理: 操作できる範囲を分ける
  • IP制限: 管理画面とAPIにそれぞれ30行まで
  • 過去バージョンの復元: 前の内容に戻す
  • 運用の支援: 複数環境の管理と技術サポート

社内の審査で権限の分離やIP制限を求められると、ここまで上げることになります。監査ログ、SSO、請求書払いはEnterpriseのみで、SLAはそのオプションです。

Teamの月4,900円とBusinessの月75,000円を横棒で比べたグラフ(いずれも税抜)
有料の最低月額はTeamが4,900円、Businessが75,000円(いずれも税抜)で、権限管理はBusinessから。

セキュリティで任せられる範囲

提供元が持つものと、自社に残るものを分けて見ます。

提供元が持つもの

自社に残るもの

表示側の更新と不具合への対応、APIキーの管理、メンバーの権限は、自社か委託先の担当です。microCMSを使うだけでサイト全体が安全になるわけではありません。

AIとつなぐmicroCMS MCP

AIエージェントからAPIを通じて操作する公式の仕組みで、全プラン追加費用なしのベータ版です。

AIからできる操作

MCPは、AIが外部のサービスを操作するときの共通の決まりです。公式のリモートMCPサーバーは2026年8月24日に公開されました。コンテンツの取得・作成・更新・削除、公開状態や予約の変更、メディアの操作などができ、範囲はAPIキーの権限に従います。対応するクライアントはChatGPT、Claude、Cursorなどです。

使う前に知っておく制約

ベータ版であること、APIキーの権限、IP制限との併用の3点を横に並べたカードの図
公式のMCPはベータ版で、キーの権限で範囲を絞り、APIのIP制限との併用は事前に確かめる。

WordPressとの仕組みの違い

違いは優劣より、誰が何を持つかにあります。

項目microCMSWordPress
提供の形クラウドオープンソースのソフト
サーバーと本体の更新提供元自社か委託先
表示別に開発するテーマで持つ
費用プランと追加分本体は無料、サーバーと保守の費用
データの取り出しREST APIREST API

microCMSの向き不向き

出し先や更新の型が決まっているほど合います。

  • 向く: 記事やお知らせを決まった型で出す/表示を作る人か委託先がいる/サーバーの保守を持ちたくない
  • 向かない: 表示を作る人も委託先もいない/ページごとに自由に組みたい/会員機能や決済がサイトの中心(表示側で作るため)

候補を比べるときの見方とWordPressとの比較は別記事で解説しています。

【プロの視点】月額より止まる条件を見る

microCMSは「無料で始められる」「月4,900円から」と、最低月額で語られがちです。判断を変えるのは、上限に当たったときの動きです。Hobbyは転送量を超えるとAPIが止まり、Teamは1GBあたり20円(税抜)の課金になります。Businessへ上げるきっかけは容量より管理の要件です。

プランは次の2問で分かれます。

  • APIが翌月まで止まって困るか: 困らなければHobby、困るならTeam
  • 社内の審査で権限の分離を求められるか: 求められるならBusiness

明日やるなら、今のサイトで止まると困るページを書き出し、記事・お知らせ・採用といった入れ物の種類を数えてください。種類が5つを超えるなら、Hobbyでは足りません。

【waltsu視点】戻せる範囲でAIに任せる

AIに書かせて試せる回数は、失敗を戻せる範囲で決まるとwaltsuは考えています。

料金ページとMCPの説明を読み合わせると、低いプランでは戻せる範囲に限りがあります。更新履歴の閲覧と比較は全プランで使えますが、過去バージョンの復元はBusinessからです。失敗の影響を絞るために公式が勧めるAI専用のキーも、キーが1個のHobbyでは分けられません。限りがあるというのは、2つのページを読み合わせたwaltsuの解釈です。

AIが入れるのは下書きまでとし、人が確かめて公開を決める形なら、低いプランでも試せる範囲は作れます。

最初の一歩は本番とは別の試験用サービスをHobbyで作ることです。代表的な記事を数本AIに入れさせ、人が直した箇所を数えてください。

よくある質問

調べる人の多い疑問に答えます。

microCMSは無料で使える?

使えます。Hobbyは法人のサイトでも商用でも無料です。APIは5個、転送量は月20GBまでです。

microCMSの料金はいくら?

2026年11月時点の税抜きで、Teamが月4,900円から、Businessが月75,000円からです。人数やAPIを追加すると増えます。

microCMSのデメリットは?

表示側とプレビューの開発が要ります。プランの間で月額の差が大きく、権限管理はBusinessからです。

WordPressから移行できる?

特定のCMSからの移行機能はなく、APIかCSVで入れるのが一般的です。公式ブログにはMCPで記事10件を移した試行の報告があります。

GraphQLは使える?

使えません。公式ヘルプはREST APIのみと回答しています。

この記事のポイント

・表示は別に作る
・無料はAPIの数と転送量に注意
・権限管理と過去バージョンの復元はBusinessから
・MCPはベータ版で、全プランが対象

まとめ

microCMSは表示を別に作る日本製のヘッドレスCMSです。選ぶときは月額だけでなく、APIが翌月まで止まって困るか、社内の審査で権限の分離を求められるかを確かめてください。

料金と機能は2026年11月時点の公式情報で、導入時には最新のページを見てください。CMSの選定や、AIと人で更新を回す体制に迷ったら、waltsuがご支援します。

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この記事を書いた人

藤井 俊輔

代表取締役

藤井 俊輔/ フジイ シュンスケ

ベンチャー企業の外部CMOや水族館のマーケティング担当などに従事。オンライン/オフライン問わず集客を中心としたマーケティング施策に強み。

システム・アプリ開発Web広告運用Web集客全般
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